お灸でニキビを防ぐ方法

ニキビで悩んでいる人は「自分では清潔に過ごしているのになぜできるのだろう?」「せっかく治ったと思ったのにすぐまたできてしまう」と思ったことはないでしょうか。

そのような悩みはちょっとお灸を続けるだけで効果的な変化がありますのでおすすめします。

 

(病気や症状に関する話題はとてもデリケートな内容です。鍼灸師である筆者の知見であることをご理解のうえお読みください。)

今回は意外と悩んでいる人が多いニキビについてお話します。

 

ニキビの理解と対策について

ニキビを無くしたい

テレビCMでもニキビケアの商品はよく宣伝されています。

ニキビに限らず肌荒れや吹き出物は男女分け隔たり無くちょっとした悩みになりやすいものです。

顔にあるニキビは自分でも他人が見ても目立つこともあり、ましてやニキビは顔や胸、背中など手の届く範囲にあって不快を実感しやすいものです。

いろいろな理屈があってもニキビができてしまってからの対処はなかなか難しいのではないでしょうか。

 

ニキビの部位

 

ニキビというと、顔に多く発生しますが、実際には胸や背中にも数多く発生します。

思春期の人だけではなく成人してからも胸や背中できたニキビがなかなか消えなくて悩んでいる人も多くいます。

一般的にはニキビはアクネ菌によるもので清潔に保つことが第一だと言われます。それでも、いくら清潔に保ってもニキビができてしまう場合もあります。またニキビができにくい人もいます。

このような差は何によってもたらされるのか?と疑問に思ったことはありませんか?

 

年中、薄着でいても風邪をひかない人がいるように体が強いからでしょうか?

統計の取り間違いなのでしょうか?偶然なのでしょうか?

それとも清潔にしているつもりで不潔ということなのでしょうか?

 

東洋医学では菌を原因に考えないので清潔にしようということが結論にはなりません。

 

東洋医学で考えてみると

 

東洋医学全般に言えることですが病名の治療ではありません。

 

(ここでは症状と心身のバランスの崩れから象徴的な病名(状態)を想定して考えており、その調整を提案しています。)

 

ニキビという単語で対処しているわけではないのですが、主にニキビは熱がこもった状態で発生すると考えます。

 

この場合の「熱」という言葉は体温や発熱とは少し違います。概念上の「熱」「冷え」というものであって、熱いけど体温は平熱とか、部分的に熱い(ほてる)というものを「熱」と呼んでいます。

 

難しいお話しは省略しますが、鍼灸においては、ツボだけではなく経絡という気血の通り道を重視して考えます(参考:『五臓六腑? 六臓六腑?』)。部分ではなく流れです。

 

肺という内臓に関係する経絡と大腸という内臓に関係する経絡は裏表の関係があると考えています。肺は呼吸と関係深くストレスや気温差などで負担が大きくなります。それら負担によって弱った経絡は裏表の関係の大腸経に余計なエネルギーが集まってしまいます。これが熱の原因と考えます。(ですから、皮膚のトラブルと便秘は強い関係があると考えます)

 

そのため、肺(呼吸)の弱りによってできた大腸の熱をどうにか処理しなければ、熱によってデキモノ・湿疹は根本解決しにくいのです。

 

さて、お灸をしよう

 

ニキビは体の表面に熱がこもっているためと考えます。

熱ですから(ニキビという吹き出物は)人体でいえば上半身に出てくるわけです。火でも煙でも熱いものは上へ上へと向かうものだからです。

ですから、この表面のこもっている熱を取り去ることによって、ニキビの根本的な条件を無くすことができるのです。

 

このときに使うツボは合谷天宗です。

 

かならずこの2つはペアで使ってください。お灸をすえる時間差はあってよいですけど、合谷だけ、天宗だけではなく、順番はどちらが先でも良いのですが、合谷と天宗にお灸をすえて、ニキビ対策が完了するものだと考えてください。

だいたい鍼灸師が皮膚のトラブルを考えると手三里とか肩グウになるのですが、ニキビに限っていうと合谷と天宗のペアがてきめんです。

 

何度も書きますが、ニキビは触ってはいけません。お灸をして自然治癒を待つものです。そして体表の熱が続かなければ再発しないようになるのです。

 

 

さいごに

 

ニキビはニキビができてから対処するというより、あらかじめお灸を続けて再発予防まで考えていくとよいでしょう。

 

どれほど清潔に保っても体調の崩れや疲れ、天候やストレスによって人体の変化がでてくるものです。

 

それらの変化に素早く順応するためには心身ともに余裕がなければなりません。鍼灸(とくにここではセルフケアのお灸)は体調を常に良好に保つ秘訣になります。そういう意味では多くの人にしっておいていただきたいアプローチです。困っている方にぜひ教えてあげていただければと思います。

 

 

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マツモト コウイチ

開業17年超の鍼灸師です。鍼灸の普及啓蒙を実践するYoutubeも始めました。ブログでは東洋医学を中心にビジネスから教育、エンターテイメントまで多くの人の成功と挑戦を見渡しています。東洋思想研究を深め居敬窮理(振る舞いを慎み、道理をきわめて、正しい知識を身につけること)を実践していこうと思います。

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