[ビジ活陰陽論02]陰と陽を分けること

東洋思想の中核をなす陰陽論をビジネスに活用できるようにビジネスパーソン向けにお伝えしています。第2回目は陰陽論を活用するためにその基礎的な部分、陰と陽にわけるというお話しです。おそらくは直感的に理解できるのでそれほど難しくはありませんが、今後はさまざまなものを陰陽に分けていきますので、簡単なものをたくさん数をこなして慣れていっていただきたいと思います。

本文を読むのが面倒な方、BGM代わりに動画再生をしたい方は最下段にあります動画を聞き流していただければと思います。

 

陰と陽を分類しよう

雰囲気で理解できるというメリット

 

陰陽論に代表される陰陽論はとても実践的です。ですから、理論がよくわからなくてもなんとなく雰囲気で理解できることが多くあります。一見、簡単そうに見えますがシンプルなものほど奥が深いもの。さまざまなものに応用できますので、その活用をお楽しみに。まずは基本的なことを確認していきましょう。

陰と陽にわけるというのは…

昼が陽で 夜が陰です。

男が陽で 女が陰です。

どうですかね?直感的に理解できたと思いませんか?

とても簡単に言いますと「活動的なほう」が陽です。「消極的なほう」が陰です。そして、陰陽論でいう陰と陽にはどちらが優位ということはありません。

よく病院での検査で正常なものを「陰性」、異常が見つかったものを「陽性」など言いますがそういうものとは違います。また陽気=明るい、陰気=根暗というイメージから陽が良くて陰が悪いものでもありません。それはあくまでも使用される言葉からくるイメージです。

陰と陽は同格であり同価値なのです。

 

陰陽の分類

 

ここでは代表的な陰陽の分類を図示します。おおよそこれに準じて陰か陽かを判断してください。

似たようなものでも、そのなかから求心性や収縮、下降などの要素を見抜ければ相対的にそちらが陰です。逆に遠心性や膨張、上昇などの要素を見抜ければ相対的にそちらが陰です。

 

水と氷を比べた場合は水のほうが温度が高いので水を陽とします。

同じ水でも水蒸気と比べた場合は水蒸気のほうが温度が高いので水を陰とします。

要素を比較して相対的に判断します。

 

陰陽の仲

 

陽は造化の活動し、表現し、分化し、発展するエネルギーです。

ただし、偏すれば活動は披露し、表現は貧弱となり、分化は散漫、分裂し発展は衰退します。

これを救うのは陰のエネルギーです。

 

陰陽は互いに同価値とは言いましたが完全に同じというイメージではありません。どちらかというとアクセルとブレーキのように違う働きがあるけれど、どちらも制動するために必要なものと考えていただければ良いと思います。同価値とは言ったけれど厳密な意味で代用がきくというものではないのです。

 

実は楽しいにも理由がある

 

陰陽を分けることはそれほど難しくありません。図示したように似た要素を抽出していけば大きな間違いはありません。それでも物質的なものならまだしも、概念やイメージなどは意識しないとできないようなこともあります。

陰陽はもう一段うえの活用方法が待っています。ただ分けるだけでは活用範囲は狭いものです。

次回以降に学習していだきますが、それでも陰陽の分類は理解できると「楽しいもの」です。事実、分析というのは陰陽でいうと「陽」になります(分散・拡散傾向になるためです)。知識が増えたり、新しいアイデアがひらめいたり、物事に対する理解が広がります。人はそれを楽しいと感じるのです。(そもそも人間は動物であり、植物に比して動的な存在ですから陽に振れていたほうが自然(=気楽、楽しい)のです)

逆に分析ではなく「なぜ陰陽が存在するのだろうか?」などと哲学的な問いに興味を持つと大変です。このような思索は「陰」の働きが強くなります。まだあまり深く考えずに楽しく「どのようにビジネスに活かそうかな?」と思って学習を続けていただくのが一番良いと思います。哲学的思索はその後からでも大丈夫です。

そのようなバランス感覚を自然に発揮していきますし、その頃には陰陽論をしっかりビジネスに活かすことができるでしょう。

 

第2回まとめ

 

今回は純粋に陰陽に分ける、分けられるということを理解してください。

分けるだけがすべてではないのですが、分けることができないと話しが進みません。さまざまな陰陽の分類を挑戦していただき次回をお待ち下さい。

ぜひ動画もあわせてご視聴ください。そちらでコメント欄を開放しておりますのでご意見ご質問があればご記入いただければと思います。

 

 

 

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マツモト コウイチ

開業22年超の鍼灸師です。