三陰交(さんいんこう)

 

マツモトコウイチドットコムではお灸のある生活を提案しています。ときどきツボの位置を確認して正しくご活用ください。今回は三陰交の部位をご紹介します。

 

場所

 

教科書的に言うと下腿内側、脛骨内縁の骨際、内踝尖の上方3寸になります。

まず下腿(かたい)というの膝と足首の間のことです。下腿には骨が2つあり太いほうが脛骨(けいこつ)、細いほうが腓骨(ひこつ)です。

ここでいう脛骨内縁とは足を揃えて立った時に内側になります。内踝(ないか、うちくるぶし)のてっぺんから膝の方向に向かって3寸(約4センチ)上方になります。実際には取穴の方法を参考にしてください。

 

取穴の方法

 

三陰交は比較的よく知られたツボです。幅広い使い方をしますが、特に冷え症や生理痛など女性の悩みに効果を発揮します。効能の多さから足三里になぞらえて「女三里」という別名がある程です。

このツボも座った姿勢で取ります。あぐらをかいたり、イスの場合は片足を反対の膝に乗せたりすると取穴しやすいものです。

これを言い替えると、スネの骨の内側、骨の際に沿ったところで、内くるぶしの頂点に小指を乗せて、指の幅4本分上に行った位置です。人差し指が当たる所が三陰交です。ちょうどその付近で凹みがあればそれを優先します。

 

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うちくるぶしの高いところに人差し指(または反対の手なら小指)を乗せて指4本分、膝に向かいます。骨の際を探します。少し凹みがありますのでその場所を優先的に三陰交とします。

 

見えにくいですが赤丸の印が三陰交の部位になります。

 

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備考

 

三陰交は文字通り3つの陰経が交わった点となります。その3つの陰経とは「少陰腎経」「厥陰肝経」「太陰脾経」です。これらは誤解を恐れずいうと「泌尿器系」「ホルモン系」「消化器系」と言い換えることができます。

また「人は足から衰える」という経験則を考えた場合、三陰交へのお灸が意義深いことが予測できます。

女性には必須であるような言い方になりますが経絡的に考えても頭寒足熱という体の原理的なことを考えても使用価値の高い経穴であると言えます。夜空の星座でいうならば一等星に相当するような重要なツボだと考えていただいて構いません。

場所も比較的取りやすくお灸をするのにも適しています。ツボの場所はくぼみが全てではありませんので、最初は場所を測っておおよそでお灸をしましょう。そして徐々に観察力を高めて測った目安の前後のくぼみを探す習慣を持ってください。

またお灸をどこにすればよいかわからない場合は、男性なら足三里、女性なら三陰交に毎日すえることを基本に考えてください。

 

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マツモト コウイチ

東洋思想研究家でありUdemy講師でもあります。開業15年超の鍼灸師です。ビジネスから教育、エンターテイメントまで多くの人の成功と挑戦を東洋思想家として見渡しています。すべての投稿に関して講義講演が可能な内容となっています。居敬窮理(振る舞いを慎み、道理をきわめて、正しい知識を身につけること)を実践していこうと思います。

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