中脘(ちゅうかん)

 

マツモトコウイチドットコムではお灸のある生活を提案しています。ときどきツボの位置を確認して正しくご活用ください。今回は中脘(ちゅうかん)の部位をご紹介します。

 

場所

 

教科書的には上腹部、前正中線上、臍中央の上方4寸に取ります。

 

取穴の方法

 

中カンはお腹にあるツボで、カンの字は「胃」の意味です。おおよそ胃の中央の位置に当たることから、この名前がついています。

鼻やアゴ、喉仏やおへそなどをまっすぐに結んだ線を正中線と言います。その正中線上にあります。

みぞおちからおへそまでを8寸と考えます。ちょうど真ん中(中間!?)ですので中脘というのは覚えやすいですね。

 

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備考

 

中脘は気の発生する場所と言われています。気が減ってしまうと体が冷え、冷えると喘息や咳など体をあたためるために無理をして動こうとします。

虚弱の子供には中脘をしっかり助けることが大切です。

落ち着きがない、無気力、ヒステリック、わがまま、夜更かしなど子供の調子を整えるには必要な場所です。小さい子は好奇心が旺盛ですからしっかり説明をしてお灸をしてください。説明がいい加減だと触ってみようとしたりおどけて体を動かそうとします。話しかけながらいつの間にかお灸を終えるのがポイントです。

胃腸が丈夫になると気力が整うと考えます。食べ方の指導も交えて胃腸の負担を減らし胃腸の虚弱がなくなれば健康な体になっていきます。

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マツモト コウイチ

開業17年超の鍼灸師です。鍼灸の普及啓蒙を実践するYoutubeも始めました。ブログでは東洋医学を中心にビジネスから教育、エンターテイメントまで多くの人の成功と挑戦を見渡しています。東洋思想研究を深め居敬窮理(振る舞いを慎み、道理をきわめて、正しい知識を身につけること)を実践していこうと思います。

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開業17年超の鍼灸師です。鍼灸の普及啓蒙を実践するYoutubeも始めました。ブログでは東洋医学を中心にビジネスから教育、エンターテイメントまで多くの人の成功と挑戦を見渡しています。東洋思想研究を深め居敬窮理(振る舞いを慎み、道理をきわめて、正しい知識を身につけること)を実践していこうと思います。