時間管理の3つの視点

日本人の収入アップの発想が、その多くが「時間の切り売り」だったりします。時給をあげることも、長い時間働くことも、目先の考えでは正しく思えるものですが、時間の切り売りでは限界があるでしょう。

 

今回は収入アップの基本であり最重要課題であり、また人生の質にまで影響する時間の管理についてシンプルに原理原則を確認しておきたいと思います。

 

 

お金より大切な時間という資産

平等に減っていくのに価値に気づかない

 

お金には人によっては1円単位で注意を払うのに時間にはルーズな人がいます。

 

そもそも時間にルーズな人はお金にもルーズだと言われますし、信頼の基本がそのまま金銭感覚や時間の管理によって判断されることもあるでしょう。

欧米のビジネスパーソンなら、体型やタバコを吸うか否かで自己管理が問われているものだといいます。

 

そこまでガッチガチに成功者を目指す必要がなくても、時間という資源については平等に与えられ、そして保存が効かず平等に失われていくものです。

 

(健康が大切だというのも、回復に時間をかけたり命が尽きては時間を失うのと同義だからですね)

 

 

約2ヶ月、ずっと目を閉じる

 

人は「まばたき」を平均して1分間に約20回繰り返しているといいます。瞬間的にパチパチと目を閉じるまばたき。それが1時間で約1200回。毎日8時間の睡眠を除けば1年で約700万回。平均寿命を80歳と考えると約5億6000万回にもなります。

「まばたき」の動作は平均して100〜150ミリ秒とされます。これに5億6000万という数字を掛けると、なんと約1500時間もの時間がまばたきだけに費やされています。

1500時間というのは62.5日ほどですから約2ヶ月は睡眠関係なくずっと目を閉じている計算になります。

 

ちょっとの習慣の積み重ねで一生涯でこれだけの数字になります。

 

仮にまばたきと同じように「良い習慣」と「悪い習慣」を比べた場合、おそらく人生の質においてとてつもない差になっているのではないでしょうか。

 

(もちろん、ここでご紹介するのは「まばたきをしない方法」ではありません)

 

時間を管理してこそ質の高い人生

原理原則を覚えて活かす

 

難しいことを覚えるよりも端的な言葉にして内容を理解したほうがよいでしょう。

ここれでは3つの原理原則、「優先性」「関係性」「貢献性」という視点を覚えて確認しましょう

 

「優先性」

 

優先性とは、何を最優先にするか(何をあきらめるか)という原則です。ここでいう最優先事項とは「夢に近づく」ことや「目標を達成する」ことです。(ですから優先となる夢や目標を確認しておくことが必要です)

優先性についていうと「何かをあきらめる」から「その時間を使える」という時間のやりくりのことです。

私はお酒が呑めませんので、自宅での晩酌も酔っている時間もありません。それをテレビでもうたた寝でもなく勉強に充てればよいことになります。それでもレトロゲームの誘惑があったりします。

ダラダラと本来では必要のない時間が悪い習慣として存在しているのならば、為すことだけではなく為さない時間(無駄な時間)を減らすことから始めなければなりません。

 

そのような判断をしていく時間の整理が「優先性」です。

 

「関係性」

 

関係性とは、いままでのしがらみが今の時間の使い方に影響をしてしまうことになります。たとえば習慣。慣れていないことは、その準備にまで思わぬ時間を割いてしまうことがあります。絵を書こうとしたら絵の具が足りなくて、まずはそれを買いに行くことになったというのでは時間がいくらあっても足りませんね。

他にも過去の経験や失敗から新しいことに尻込みするのも心理的に停滞を生んでしまいます。

ですから、過去とは関係なくゼロベースで考えて時間の有効活用を目指す必要があります。

 

タクシーを使ったことがないから、今まで通り電車移動というのではなく、むしろ有効活用となるのであれば選択肢として考え、一度くらい使ってみるのも手でしょう。

 

「同じことをやっていては同じものしか手に入らない」とはよく言われる言葉です。

 

いろいろな方策を試す過程で過去との関係を横に置き、ゼロベースで再検討してみましょう。

 

「貢献性」

 

この貢献性というのは「誰かへ」の貢献ではありません。自分の夢や目標に関係あるのかどうかです。

 

仮に自分の幸せが「笑顔にあふれること」であれば、自分の作業を手を休めてでも相手の話題に耳を傾けるのも大切な時間となります。

 

それが自分の目標が「作品を作り終えること」であれば自分の作業がストップすることは誤った判断となります。

 

ですから、自分の貴重な時間をしっかり使い切るために貢献している時間なのかどうか?ということを常にい自分に問わなければなりません。

 

あまりにも自己中心的になって嫌われるのも、人としてどうかという考えもありますし、嫌われてでも成し遂げたい夢があるのも悪い人生ではありません。

 

このあたりはセンスというかバランス感覚はそれぞれ個人の思惑によって違うでしょう。

 

さいごに

 

「時間がないからできない」「本当は続けたかった」「やっていたら俺もそうなっていただろう」このような数々の言い訳は、本人としては「言い訳しているつもりはない」と言い張るようなときに多いものです。

 

夢の実現、目標の達成にはお金も時間も情報も体力も意思もさまざまなものが求められます。

 

そして、それらが必ずしも豊富にあるとは限らないのです。

 

ですが、無いからという理由で諦められるようなものでは、人生の質は高まりません。せっかく生きている(=時間があるはず)なのですから、自分の時間をもう一度見返して少しでも前進ある時間を過ごしたいですね。

 

物事との多くはトレードオフの関係です。何かを手に入れれば何かを失います。

 

もともと裸一貫で生まれたのですから、惜しいことなど何も無いはずです。

 

「虎は死して皮を残す、人は死して名を残す」といいますが、自分自身、悔いのない生涯のためにチャレンジすることがあって良いと思いますし、諦めるにはまだ早いでしょう。時間の管理が思わぬ成長の原動力になると信じています。

 

原理原則を心に留めて意味のある時間を過ごしましょう。

 

 

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マツモト コウイチ

東洋思想研究家でありUdemy講師でもあります。開業15年超の鍼灸師です。ビジネスから教育、エンターテイメントまで多くの人の成功と挑戦を東洋思想家として見渡しています。すべての投稿に関して講義講演が可能な内容となっています。居敬窮理(振る舞いを慎み、道理をきわめて、正しい知識を身につけること)を実践していこうと思います。

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東洋思想研究家でありUdemy講師でもあります。開業15年超の鍼灸師です。ビジネスから教育、エンターテイメントまで多くの人の成功と挑戦を東洋思想家として見渡しています。すべての投稿に関して講義講演が可能な内容となっています。居敬窮理(振る舞いを慎み、道理をきわめて、正しい知識を身につけること)を実践していこうと思います。