資料化した情報カードの一部をご紹介します。これらの内容は講演・執筆テーマとして対応可能です。ご検討する際にお役立てください。
「ヤマハの歴史」
最初は輸入ピアノの修理をはじめる。
楽器を作る。
楽器をやっていた関係で電子楽器を作る。
電子楽器の関係でDSP(デジタル信号処理専用プロセッサー)を作る
このような流れで楽器・電子楽器・ネットワーク関係製品を作るようになった。
それではなぜ発動機や家具を作るようになったのか。
ピアノの修理で木工ノウハウが溜まる→家具を作る→住宅設備を作る
戦時中に軍から家具を作れるならプロペラも作れるだろうと言われ戦闘機のプロペラを作る
→エンジンも作る→エンジンを作ったからバイクや船も作る→自動車も作る
→エンジンを活用する船で船体を作るためにFRP(繊維強化プラスチック)を作る
→FRPを利用してウォータースライダーをつくる→プールも作る
企業も生態系にある
最も強い者が生き残るのではなく、
最も賢い者が生き延びるのでもない。
唯一生き残るのは、変化できる者である。
かのダーウィン博士が言ったかどうかは不明ですが、このような有名な一節があります。
企業は日夜、優勝劣敗にさらされ文字通り死活問題にさらされています。
本来、自然というものは競争が激しいものです。のんびりしているように「見える」だけです。見えないところ、わからないところでは生存競争が当たり前のように行われています。
これは、私たちが好むと好まざるとにかかわらず事実として存在する点です。
そこで私たち個人として、企業体を目指す者としても、今回のお話はとても参考になるエピーソードとなるわけです。似たような事例に燕三条の刃物(刀→包丁→医療用メス)やエアコンで有名なダイキン(砲弾の管理→エアコン)など事例をあげたら驚くような変遷を遂げた企業は数多くあります。
時流を読むのはとても難しいことかもしれませんが、現時点に安住していては良くないことは歴史的事実です。栄枯盛衰を少しでも発展として遂げるためにとても学ぶことが多い事例としてご紹介しました。
マツモト コウイチ
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