004昔を知る心構え

 

資料化した情報カードの一部をご紹介します。これらの内容は講演・執筆テーマとして対応可能です。ご検討する際にお役立てください。

 「長所の定義」

 

私どもが自分の国の昔を知ろうとするとき、重要なことは祖先たちが何を信じ、何を基準としていきていたか、その精神生活の中心を求めることである。

昔を知ることは古人の拠り所としていたところを視ることである。

したがってしなければならないことは、時を遡行して古人の側(かたわ)らに近づくことであって、現在の位置に居座って今の心で合理的な解釈とか推測を加えることではない。

古人の遵奉していたものが今日からみれば迷信に過ぎず、たとえ非合理的なものであるにせよ、とにかくまずもってそれを学ぶことが先決である。

 

吉野裕子全集9巻より

 

当時に思いを馳せる

 

言われてみれば当然ですが、今の価値観で役立つものを称賛し、そうでないものを見下すような基準で古人の文化を見ては大きな過ちとなります。

どうしても、合理的なのかどうか、そのエッセンスを現代的に活用するにはどうしたら良いのかと、現代的な価値観が前に出てしまいがちですが、そうすることによって、大きな誤解や不合理に自ら嵌まり込む可能性があります。

当時に思いを馳せることからスタートしなければ、本当に大切にしていたものが何か見えてこないのも無理ないでしょう。

心構えとして、しっかり理解しておきたい点です。

 

 

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マツモト コウイチ

東洋思想研究家でありUdemy講師でもあります。開業15年超の鍼灸師です。ビジネスから教育、エンターテイメントまで多くの人の成功と挑戦を東洋思想家として見渡しています。すべての投稿に関して講義講演が可能な内容となっています。居敬窮理(振る舞いを慎み、道理をきわめて、正しい知識を身につけること)を実践していこうと思います。

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東洋思想研究家でありUdemy講師でもあります。開業15年超の鍼灸師です。ビジネスから教育、エンターテイメントまで多くの人の成功と挑戦を東洋思想家として見渡しています。すべての投稿に関して講義講演が可能な内容となっています。居敬窮理(振る舞いを慎み、道理をきわめて、正しい知識を身につけること)を実践していこうと思います。