鍼灸師だけではなく一般の方に向けて書いています。
最近はサブスクリプションという稼ぎ方(事業収益の上げ方)が話題を席巻しています。サブスクリプションとは月額課金のことです。
毎月、安定的に売上が立つと事業は安心して継続できますし、冒険だってできるかもしれませんからね。
その足腰を支えているのはすでにある経営資源です。しかしながら私たち個人にはその資源がありません。だからこそその経営資源にあたるネタをストックしていきましょう。今回のテーマはストック化です。
ここでは事業ではなく個人的な能力と考えてストック化していきます。そのために実践している道具の情報を第一弾としてまとめてみました。
ストックするには道具集めから
おすすめの情報ストック法
情報をストックするために私自身2,3年続けていているおすすめの方法があります。
1つは情報カードまとめとして投稿もしています情報カードによるネタの記入。もう1つはA4方眼紙のルーズリーフを使ったものです。
オンラインの処理を無視しているわけではないのですが、自分で作成する「やってる感(達成感・充実感)」は、良いモチベーションになっています。そして、ときどき見返すにはパラパラとすぐ手に取れる資料の方がデジタルよりも優れています。(検索性とトレードオフ(一方を選ぶと他方が犠牲になる状態)でしょうけれど)
情報カード
現在、100枚以上ある情報カードです。講演や仕事のネタとして忘れないようにときどき見直したり、文章を作成するときの資料になっています。
情報カードは小ネタ・新聞記事・ツイッターのまとめなどネタそのものに価値(メッセージ性や主張、論点)があるものを裏面に記載します。
表面には「タイトル/表題」を記入し赤字で「タグ」に相当するキーワードを右下にいくつか書いています。書いたキーワードはノートの一覧にまとめて検索性を高めましたが、徐々にこのブログに転記してさらなる検索性の向上を図っています。
詳しくは情報カードまとめを御覧ください。
方眼ルーズリーフ
この『頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?』をもとに数年前からA4ノートをいくつかに区分けして使っています。ブログでいう3カラムと言えばわかりやすいでしょうか。
1テーマ1ページで、いつでもプレゼンに使えるようにするというのがコンセプトです。
実際は、自分で確認するネタ帳ですのであまり他人には見せませんが、このまとめ方は自分のなかではもっとも情報を整理するのに役立っています。
紙は無印良品のA4 5ミリ30穴100枚200円のものを使っています。
それに線を印刷して、いつでも使えるように300枚ほど用意してあります。
もちろん、すべてが清書ではありません。何度も書き直す前提で二版三版と書いていきますが、前に書いた版はメモ書きや注意書きなどが貴重なのでなかなか捨てられません。
前の版は一応、とっておきときどき見返しています。
筆記具(ペン3種)
まずサインペン。これは情報カードのタイトル記入と普通のコピー用紙にアイデア書きするときに使います。
小学校の先生がつかっていそうなペンですが、なんせ書き味が良いです。水性ですので保存には難がありますが書きたいこと、思ったことがスラスラかけます。アイデア出しに持ってこいです。
文字の太さもちょうどよく視認性バツグンです。価格も80円くらいですから持っていて損はないです。(ちなみに情報カードの表面のタグはこのペンの赤を使っています)
情報カードの裏面の方眼のところには、このボールペン(アクロボール150・0.7ミリ)を使っています。
どこかで使ってことがあり、その書き味の滑らかさ(滑らか過ぎてもダメなので丁度良い感じ)を気に入り探したものです。
余談ですが、広告代理店最大手の電通では「安いボールペンを2本持っていること」というのが常識のようです。ボールペンは何かと必要です。折りに触れ、そのボールペン1本を与えたとしてこれほど「簡単に貸しを作る」ことができるのですから。このあたりはすごい暗黙知を体系化していると感心したエピソードです。
最後にご紹介するのが、方眼ノートに使用するフリクションボールペン(0.7ミリ)です。やはり視認性の問題で0.7ミリを愛用しています。少し字が潰れてしまう気がしますが、情報量が増えすぎないメリットもありますので0.7ミリで良いと思っています。
フリクションボールペンは、修正液を使う必要がありませんので清書に持ってこいです。0.7ミリだと文字が太いぶんインクの減りが早いので予備の替芯を用意しておきましょう。
その他
ルーズリーフを保管するファイルは無印良品のものや少し値段のはるコクヨのもの(画像参照)を使用しています。
例えば青は仕事用(全部仕事用ですが鍼灸治療関連)、黒は講演会用、赤は哲学用などおおまかにわけてそれに関する資料のストックを目指しています。
趣味の資料や子育ての資料なども作っています。
このブログの多くもそれら資料と共有している点が多くあります。
さいごに
デジタル全盛の現代ですが、わざとらしく言うと「見える化」、古い考えですと「手を動かす」というところに価値を感じています。
何よりも内製の資料ですから、その作成途中で気づきを得ることも多いでしょう。これが最大のメリットと言えなくもないのです。感心したことを書き写すと記憶にも残っていますからね。
そして、ときどき資料を見返すだけで関連する本や講演の要旨がまとめられているのは助かります。
その繰り返しによって自分の知識に欠けているところが自然と理解できたり、どのような立場から物事を見ているのか洞察することもできるのです。
まずは1日1ページを目標に資料制作をおすすめします。簡単にできることではありませんが、充実感の積み重ねが理想の自分を作る足跡になるでしょう。
マツモト コウイチ
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