プロペラントBTC 第03話09年ビットコイン誕生

 

人類は数多くのパラダイムシフトを体験してきた。火の使用、車輪の発明、火薬、蒸気機関、電気、半導体…。

ビットコインは何を変え、何を生み出すのでしょうか。人類はさらなるプロペラント(推進力)を得てどこに向かうのでしょうか。

 

第3話  09年ビットコイン誕生

 

09年にウォレットアプリケーションがリリースされ最初のビットコインが発行されました。

ビットコイン自体はそれほど新しい技術が使われているとは思えないといわれています。しかし、コロンブスのたまごと同じでしょう。誰かがはじめてから気が付く人も多くいるのです。新しいテクノロジーはすべてが新奇なものとは限りません。しかしながら、次々に影響を与え、まったく新しい世界を切り拓くのです。

ビットコインの根底にあるブロックチェーン。
この発想は不幸を親として誕生しました。

07年 アメリカではサブプライム住宅ローン危機に端を発した多分野にわたる投資のこげつき、大暴落がはじまっていました。

08年 アメリカ国内の住宅市場の大幅な悪化を受け、その波はさらに連邦住宅抵当公庫にまで及びます。あらゆる手を打つもその勢いは収まらずアメリカ政府の財務省が約3兆ドルもの大金を使用し救済することに。「大き過ぎて潰せない」という異例の事態まで発展したのです。

悪影響は連邦住宅抵当公庫だけではありません。当時、世界屈指の投資銀行であるリーマン・ブラザーズにまで及びました。08年9月15日このリーマン・ブラザーズの倒産により世界金融危機の顕在化の引き金となったのです。これが世にいうリーマンショックです。

その後、リーマンショックは世界的に波及して政治的経済的な悪化の猛威を振るいました。その傷跡は広く、そして大きいものでした。

信用というものを大きく見失い世界的な混乱を引き起こしました。

おそらくナカモトサトシを名乗る人物は、テクノロジーによってこのようなことが起こらないように解決策をコンピューターサイエンスに求めたのでしょう。

ビットコインはある使命があったのです。

それは世界的な新しい金融インフラの誕生と言っても過言ではないのです。

ビットコインの発行上限はすでに決まっており、2100万ビットコインです。所有者が増えればその分、希少性は増します。そのためデジタルにおけるゴールド(金)と例えられることもあります。

インターネットが情報の共有化を促したといわれています。

同じようにビットコインは金融の共有化を促したといわれています。

ビットコインはフィンテック(ファイナンスとテクノロジーからの造語)の一分野として注目を集めるようになります。

金融の安定に寄与する可能性もありますが、金融とは何か、お金とは何かを人類にいま一度問いかける格好の機会を作ったことに違いはありません。

 

(つづく)

 

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マツモト コウイチ

東洋思想研究家でありUdemy講師でもあります。開業15年超の鍼灸師です。ビジネスから教育、エンターテイメントまで多くの人の成功と挑戦を東洋思想家として見渡しています。すべての投稿に関して講義講演が可能な内容となっています。居敬窮理(振る舞いを慎み、道理をきわめて、正しい知識を身につけること)を実践していこうと思います。

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