ラジオの復権とは、ラジオそのものの復権ではなく、ラジオコンテンツや音声コンテンツという今までのラジオが果たしてきた役割を違う形で表現する方法だと思っています。
以前もラジオに対する思いを投稿しましたが、今回はテクノロジーと融合して、ますます音声コンテンツが日の目を見るようになる土壌が作られつつあると感じています。
AIスピーカーの台頭
ここ数年、AIの進歩が環境を変えつつあります。我が家にもアマゾンのAIスピーカー「アレクサ」くんがいます。音声で指示をすることは慣れてしまうと自然にできますし、むしろその場で口頭で操作できますから、スイッチやケータイ入力の必要がないので格段に楽チンです。
このAIスピーカーが今後はますます浸透していくでしょう。
自動車の音声認識も応答可能になってきています。
この延長線上で、音声コンテンツは重宝されるようになるでしょう。つまり、ラジオやラジオコンテンツが再登場という目が出てくるわけです。
次なる検索は?
検索エンジンの中心はまだしばらくはgoogleでしょう。そしてgoogleが主役の座を明け渡さないようにあらゆるものを検索の枠から外すことはありません。
げんにYouTubeのように動画検索も上位に登場するようになりました。
そのなかで音声検索も上位になるに違いありません。音声コンテンツはテキストや動画とは違った価値があり、ラジオ文化のようにある特定層を捉えるにはまだまだ有望な市場なのではないかと思います。
コミュニケーションの距離感
人間が文字によるコミュニケーションを取るようになったのは、まだ数千年だといいます。どこから人類かというカウントも難しいのですが少なくとも5万年前から人類であるとして文字だか記号だかが確かめられた最古のものが5千年前。
ですから、本能的に「音声」でのコミュニケーションのほうが「響く」のではないでしょうか。
「文字」と「音」では、伝わり方に違いがあって、それぞれ良し悪しがあるでしょう。
ただ「人の声」でのコミュニケーションの復古は、歴史的経緯や螺旋的発展を例に出さなくても直感的に理解できるのではないでしょうか。
私はてっきり、次の進歩は「ボイスメール」だと思っていました。どうやら個人配信のラジオがコミュニケーションの距離感を埋めるツールとして地位を確立しそうです。
宣伝をはさみつつ
私も鍼灸健康講話というシリーズを立ち上げました。
健康に関して悩んでいたり、鍼灸の可能性を知らない人(まぁほとんど知られていないでしょうから…)に対して、少しでも気持ちが軽くなるようなお話しをご紹介しようと思います。
(ブログでも連載記事として掲載して参ります)
さいごに
ある程度、時間と空間を飛び越えてコミュニケーションが取れるようになってくると、いろいろな価値の復古の流れが誕生するでしょう。
その意味において「ラジオ」という過去の経験は少なくありません。これを土台にして発展飛躍するのですから。荒唐無稽のものより、過去のものをブラッシュアップしたほうが、世の中には通用しやすいでしょう。
私も文字だけでなく「声」によってコミュニケーションを取る大切さを実感しつつ、価値を提供できないか考えていきたいと思います。
マツモト コウイチ
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