なぜラジオは廃れないのでしょう

 

私はラジオをよく聞きます。

基本的に私は眠りに難があって、寝れないときや夜中に目が覚めたときに耳元でラジオを再生していることがあります。つまり、それほど積極的に聞く人ではないのです(失礼)

それでもラジオの役割や可能性は、なかなか陳腐化しないのではないでしょうか。

流行っているのか、廃れないのか、質問はなかなか難しいのですが私にとってラジオは意外と「使い勝手がいいメディア」なのです。そこで、今回はラジオについて思うことをまとめてみました。

Screenshot of detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

ヤフー知恵袋にも似たような質問が…

 

制作費という現実

 

テレビの番組制作費と視聴率の高さは相対的な関係があるとされています。制作費が下がったから面白い番組が作れないのか、面白い番組がなくて視聴率が稼げないからスポンサーが離れ制作費が増えないのか、このあたりの関係は「鶏が先か卵が先か」という証明が難しいものでしょう。それでも少なからず予算が影響しているということは予想がつきます。

また低予算で高視聴率の番組が誕生したら、他局も似たようなフォーマットで粗製乱造の番組作りになるのも想像つきます。いつのまにか散歩番組とかグルメ番組、トーク番組とか似たものが増えましたものね。

新しいものがすべてでは無いのですが選択肢が少ないことが、それ自体の魅力を減らすキッカケにはなるでしょう。

それに引き換えラジオはもともとコンテンツとして限界がありました。そして歴史も古い。似たような構成でも工夫をする必要が早くからあったわけです。そういう意味で低予算なのに「どこで勝負するか」が早くから洗練されており、また聞く側も目新しさばかりを追う必要がない人が利用しているのではないでしょうか。

 

ラジオの普及と聴取側の条件

radikoが与えた影響

 

カメラ、音楽プレーヤー、録音レコーダー…そして、ラジオまでスマホにその座を明け渡したデバイス(商品)は数多くあります。そして、スマホと一体化して復活させた原動力というのがラジオが聞けるアプリradikoではないでしょうか。

アマゾンのスマートスピーカーでもradikoは対応しています。

いくら安い商品とはいえ、ラジオ単品で購入する減ったと思います。そのぶんスマホに無料で追加できるアプリができた意味はメディアとしての意義は大きいです。これはとても「大きなコンテンツ」と言わずにいられません。

 

「仕事のとき」と「もしものとき」

 

誰が聞いているのかな?という疑問もありますが…

意外かもしれませんが、仕事の合間にラジオをかけっぱなしにする習慣の人はまだかなり多いようです。性格な数を調査するのは難しいのですが、ドライバーさんなどは音楽だけでなくラジオ番組を聞いている人が多いだろうと誰でも予想できるでしょう。

さらに自宅での仕事が増えていけばラジオの潜在的な人数はかなり多いままだと思います。

またラジオを手元に置いておこうという動機が目立ちます。それはここ数年の自然災害の多さです。地震、津波、暴風雨など「もしも」のために情報源として活躍するなら携帯性や利便性からラジオが有利なのは変わりがないようです。ですので、ラジオを常時使用する動機として「もしものために備え、普段は聞いている」という存在意義がでてくるのでしょう。

逆転の発想で革命的だった手回し充電のラジオも気がついたら豊富な商品ラインナップになっており驚きました。

20年前と情報量の違う

 

デジタルデトックスという言葉がありますが、現代の情報化社会の負の側面が私たちの健康をおびやかしています。デジタル機器を扱うことによって情緒や体調に異変をきたし、それらを解消することをデトックス(解毒)というのです。

この発想からすれば目の酷使を解消したいという欲求は自然に起こるものです。

ましてや現代では20年前と比べて500倍の情報量にさらされているといいます。これは499個の文字や音、形を見聞きしないで、ようやく20年前の環境と同じということになるのですから驚きです。

もし、文字を見たくないと思ったら無意識にデジタルデトックスの欲求があるのです。

 

歴史に培われたラジオの役割

距離感

 

ラジオはニュース番組など1人の出演者で大丈夫ですし、バラエティ番組でも数人の出演者です。そもそも何十人いたところで聞き取れるわけないので、聞いている側として世間話の延長のような聞きやすさがあり、距離感がとても好感が持ています。

ハガキやメールが読まれたときの感動も少なからず魅力かもしれません。テレビ番組はもっと多くの人を対象としてしまいますので、身近に感じるには難しいかもしれません。(テレビの報道番組でツイッターが取り上げられることもありますが…)

聞いている側としてテーマやテンポがそのまま番組や出演者の魅力ともなるので、類似な構成でもそこまで似たものとして排除することもないのではないかと思います。

 

若手の登竜門

 

Screenshot of www.allnightnippon.com

芸能人やタレントでもラジオを主戦場として長年活躍している方もいますし、長寿番組も数多くあります。また、若手芸人や中堅芸人の表現の場として貴重な機会を提供しているのもラジオの世界の特徴かもしれません。

私がラジオ好きになった理由のひとつがお笑い芸人の三四郎のラジオ番組を聞くようになってからというのが大きいです。2年ほど前からですが、本人の独自の視点やアドリブ感、裏話や交遊録など本人の魅力が垣間見れる貴重な番組だと感じます。

やはり親近感が湧くのでコアなつながりには有効なメディアなんでしょうね。

いまではradikoだけでなくYouTubeにもたくさんアップされています(が違法状態なので紹介しませんが…)多くの人が映像だけでなく音声としてのコンテンツの魅力を再確認するようになると思います。

 

マネしておきたいラジオの作法

 

Screenshot of www.youtube.com

 

上手な会話が身につくかどうかは疑問ですが、自分の思っていることを伝えようとする訓練にはラジオ番組のマネをしてみることは有効だと思います。

そういうわけで、自分でもYouTubeにアップしてみたわけです。(ぜひ聞いてください!)

コミュ力を高めることは絶対的な価値に直結する能力になります。企業でいえば商品開発ではなく企画宣伝にあたるものです。両方とも良いものでなければ相手に評価されません。そういう意味で「話し方」を理屈で学ぶよりも実践で磨いていくことのほうが重要なのではないでしょうか。

 

さいごに

 

最終的には自作ラジオ番組の壮大な宣伝となってしまいましたがラジオについて大いなる影響と可能性を感じています。この親近感や関係性を考えていけば、ツイキャスやSHOWROOM、17LIVEなどのライブ配信サービス(orアプリ)が盛り上がっているのかよくわかると思います。

ライブ配信のほうが内容よりもつながりに重きが置かれると思うので徐々に住み分けがもっとハッキリすると思います。そしてラジオのように音声でしっかりしたコンテンツにも注目が集まるようになると予見します。

上岡龍太郎さんがテレビ業界から引退するときに「これからは芸能人のプライベートか素人芸が増える」と言っていたように「作りこまれたもの」ではなく「親近感」や「つながり」へと興味関心が移っているようです。プロ側はプロとして、素人側は素人としてこの課題をしっかり把握していった人が生き残ったり、有名になっていくことでしょう。

ラジオの可能性は他ならぬコミュニケーションのあり方の受け皿として見ていく必要がありそうです。

 

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マツモト コウイチ

開業22年超の鍼灸師です。

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