オウンドメディアはストック型ビジネスと相性がよいものです。これほどローリスクかつリターンが期待できるものはありません。
難点は「継続」という人間がもっとも苦手とする労力が試されることでしょうか。
今回はオウンドメディアとしてブログの記事でどのようにネタを探すか考えてみたいと思います。
ブログが好き。表現と記録のはざまで。
少数精鋭。しかし数を打つ気持ちで。
好きなことを書くのが継続の秘訣。
そして、アクセスを意識するならグーグルで検索候補になりやすいように。
この2つのバランスでブログ記事の質と量を確保しましょう。
私の場合、アクセスアップに寄せていくというより、継続していく理由という意味でモチベーションに寄せた記事作りとなっています。
表現したいこと、言いたいことがたくさんある場合は、モチベーションを確保しつつ、アクセスアップを意識していくと、さらに(アクセスが増えたという)違うモチベーションも確保できるでしょう。
アクセスアップに注意を払うには、グーグルの検索には「検索候補」というものが表示されます。あまりにも突飛なキーワードは検索候補にならないので、候補になる言葉選びも大切になります。
また直近の検索を意識する場合はGoogle トレンドというものがあります。検索候補を先回りする(例えば東京五輪や高校野球など)のも手ですし、盛り上がったキーワードを後追いする作戦もあります。また定期的なイベント(クリスマスやバレンタイン)があれば記事の再編集などアクセスにつながる手段もあるでしょう。
ネタ探しの王道
基本的に「書籍のタイトル」を意識するとネタ探しに困らないです。
ネット書店を巡回しても良いですが、気分転換に図書館に実際に訪れるのも良い手です。また雑誌の特集で自分が興味がある傾向、自分が欲しい情報を収集したついでに記事にするのも有効でしょう。
ある特定のビジネスをする場合、市場規模を考える簡単な方法として「専門誌があること」が挙げられます。
例えば「釣り」「ガーデニング」「サイクリング」など専門誌があるものはビジネスの規模としてしっかり成り立っているものです。
そのように自分のブログもどの人に向けて書いているのか、少なくとも自分で理解している必要があります。ちなみに、このブログは《講師養成を通じて自己の成長を考える私塾を作る塾》を標榜しています。
SNSで再生産
オウンドメディアはSNSと親和性が高いものです。スマホによって各アプリの連携も強くなりました。
どうしても流行り廃りがあるかとは思いますが、フェイスブック、ツイッター、YouTubeなどと連携して記事を作っている人も多いでしょう。
私はVALUやUdemyとも関係を深めています。これも立派な記事のネタとなります。
あくまでも自分が向かい合える範囲で連携するのがオススメで、やたら流行りに乗ると管理が行き届かず、逆に「いい加減な人」という間違ったメッセージになることになりますので注意しましょう。
同じ日々でも違う感想
自分の切り口
ある記事や事実に対して、右から左にコピーして作成した記事はニュースサイトには良いのですが、個人ブログでは面白みも新鮮さも劣ってしまいます。
自分の意見を表現する一手段として、その投稿があると思いましょう。
「自分は花が好き」と毎回記事内で訴えるより「定期的に花の画像」を投稿するほうが、このブロガーは花が好きなんだろうなと理解してもらえるでしょう。あまりにも、合理的、理知的に主張のみを伝えるのではなく、雰囲気のような情緒が伝わるブログであるべきです。
読み返し、ときには追記修正を
自分で書いた記事を引用したり、次のネタにつなげるために、書きっぱなしにならないように心がけたいものです。
ですから、自分の文章を読み返したり、追記修正を前提に記事を磨き上げていく気持ちでいましょう。(のちのち良記事だと追記修正するのも楽しくなりますし、その逆もしかりです)
せっかくですから、自分が愛せるブログにしたいものですね。
ねぇ見てみて
待ち遠しい時間こそ上手な楽しみ方
記事を書いたら、少し時間を寝かせておくのもポイントです。勢いで書いた記事は事実誤認や誤字脱字、また構成がめちゃめちゃだったりします。
数日先に予約投稿として、その間に推敲するタイミングを持てば万全です。
数日後に予約投稿される、この時間こそ楽しみだと思えるようになると良いですね。
あなたは有名人?
オウンドメディアでネタとして似合わないのは、個人の予定や計画をそれとなく言うことです。また、愚痴や反省など誰かの役に立たないような記事は「とりあえず投稿した気分」にはなりますが、将来的なブログの価値を下げていると知るべきです。
もちろん、あなたが有名人で挨拶だけでも話題になるなら話しは別なのですが。
バランス!バランス!!
自分が言いたいことを1つの記事ではなく、数多くの記事で理解してもらうために、それはまるで碁石を遠くに置いていく棋士のようなものです。
ですから、雰囲気というものを大切にして、キャラなり、情緒なり、ある程度の幅を持たせ安定的に記事を投稿していきましょう。
1つのブログに何人かの人格が出ていては雰囲気作りが難しくなるものです。
言い切る勇気
世の中は完全なる正解は無いものです。それでも意見を伝える場合は、どちらかの立場にたたないと伝わらないものです。ですから、勇気をもってなるべく言い切るクセをつけましょう。
過激な意見を言えばいいというのではなく、曖昧な言葉では相手に響かないということです。
もちろん、自分が言いたいだけで誰とも交流を望んでいないなら、そのような気を配る必要は一切ありません。それでもせっかく貴重な時間を使って書いたのですから、誰かの目に触れてほしいと思うものでしょう。
他人は他人
アクセスアップだけに注目すると苦しくなります。炎上目的の過去の記事など良記事のついでに発掘されては、いままでの苦労が報われません。
アクセスアップはあくまで結果。誰かを参考にしたり良い影響を受けることはあっても、必要以上に競争意識を持つ必要はありません。
さいごに
ネタ探しは行き着く所「問題意識」です。あらゆることに消費者ではなく自分の意見を持って接するようにするとネタ探しには困らなくなるでしょう。
慣れるまでは意図的に似たような記事になるように自分の方向性を確かめていくのも大切な期間です。
ネタ探しは生活で観察力を高めるとともに自分の向き合い方を深める大切な視点です。ぜひ楽しく続けるために自分らしさを自分で確認していきましょう。
マツモト コウイチ
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